リサイクル券とは?
リサイクル券って何に使うんですか?無いんですが・・
車のリサイクル券は、車両を解体する際に提出が必要になり、リサイクル料金を支払ったという書面にもなります。
(車検証または取扱説明書と一緒に入っていることが多いです。)
廃車にする際には、
- このリサイクル券を解体業者に提出し、
- 業者が解体を行った後で
- 永久抹消手続きが行える。という流れです。
もし、探しても無い場合は、再発行しておきましょう。
紛失した場合の再発行方法
紛失していても、リサイクル料金預託済みの画面を印刷すれば代用できます。
再発行方法は、自動車リサイクルシステムにアクセスしてください。
(車検証が必要です。)
リサイクル料金検索をクリックします。
1で普通車か軽自動車かを選択し、車台番号の下4桁を入力します。
2の登録番号/車両番号の箇所はナンバープレートの番号を入力します。
横浜300あ1111の場合、
支局名が横浜、分類番号が300、かながあ、一連指定番号が1111になります。
入力後、右下にある検索をクリックします。
預託済みと表示された、この画面の右下にある料金表示をクリックします。
『印刷する画面』
車台番号や預託済みの金額が表示された、この画面を印刷することでリサイクル券の代わりとなります。
料金はいくら?
車両の大きさや装備品、出るゴミ量で異なりますが、
- 軽自動車で、5500円〜13,000円
- 普通自動車で、7,000円〜18,000円
内訳は、
- カーエアコンのフロンガスや
- エアバッグ、
- クルマの解体・破砕後に廃棄物となるシュレッターダスト
の処分費用です。
その他、数百円程度ですが、
- リサイクルの料金の管理に必要な費用として「資金管理料金」、
- 廃車の引き取り・引き渡しの情報管理に必要な費用「情報管理料金」が必要になります。
かかる車両・かからない車両
リサイクル料金がかかる車両は、
- 普通乗用車
- 小型・軽自動車
- 中・大型トラック、バス
かからない車両は
- 原付バイクなど二輪車
- 小型特殊・大型特殊(0ナンバー、9ナンバー)
- 農業・林業機械
- スノーモービル
などが該当します。
還付や返金制度はあるの?
リサイクル料金が国から還付されるのは、輸出抹消を行った際のみです。
(国内で処分する時に必要な費用のため、海外へ輸出したら返金されるという仕組みです。)
また、中古車として売却する場合には、買主側がリサイクル券を買い取る義務があります。
(ただし、中古車買取業者だと、査定額に含まれる場合がほとんどです。)
いつからの制度?何で出来た?
自動車リサイクル法は、平成17年1月1日から施行されました。
ゴミを処理するには多額の費用がかかるため、解体業者による不法投棄や不法埋め立てが行われ、環境を汚染する社会問題にまでなりました。
そのため、メーカーがリサイクルや適正な処理を行うために、処分にかかる料金を法律により所有者に先に負担させることになったのが出来た経緯です。
自動車リサイクルシステムに登録されていない解体業者に廃車を依頼すると、不法投棄される事も否めません。
必ず、正規の登録業者に処分を依頼するようにしましょう。