車検証を変更していない場合に必要な書類
廃車時に住民票やら戸籍の附票が必要と言われたんだけど、なんで?
これは、車検証の内容(名義人の住所・氏名)と、印鑑証明書の現住所・氏名が一致していないと、廃車手続きが出来ないからなんです。
要は、所有者本人であることを証明するために公的書類が必要になってくるんですね。
たとえば、転居で現住所が変わった、結婚や離婚で氏名が変わったけども、車検証を変更していない場合には必要になります。
条件 | 必要書類 |
---|---|
引越しが1回の場合 | 住民票 |
引越しが2回以上の場合 | 戸籍の附票(ふひょう) |
本籍を変更した場合 | 戸籍の附票の除票(じょひょう) |
氏名が変わった場合 相続をする場合 |
戸籍謄本(とうほん)又は妙本(しょうほん) |
普段使わない書類だから、分かりにくいですね。
『住民票』(発行から3か月以内)
住民票には、前の住所といつ引越してきたかが記載されています。
たとえば、車検証に登録してある住所から1回だけ引越したけど、その住所を変更せずに廃車する場合に必要です。
『戸籍の附表』(発行から3か月以内)
戸籍の附票には、今までの引越し記録が記載されています。
住民票では前の住所までしか分からないため、2回以上の引越しを経ている場合に必要です。
※また、複数回の引越しを行い、本籍も変更している場合は、転籍前の『戸籍の附票の除票』も併せて必要になります
- 戸籍の附票で分かる事:本籍変更後から現住所までの住所が記載
- 戸籍の附票の除票で分かる事:本籍変更前の住所が記載
(徐附票は転籍前の区市役所に請求しますが、保存期間は5年間のためご注意ください。)
※令和元年6月20日以降の徐附票については150年に延長されています。
『戸籍謄本又は妙本』(発行から3か月以内)
- 戸籍謄本には、婚姻や離婚、家族構成などを一つにまとめたものが掲載されています。
- 戸籍抄本には、申請者本人だけの情報が記載されています。
婚姻で氏名が変わった場合は、戸籍抄本が必要
氏名と住所も変わった場合は、住民票又は戸籍の附票も併せて必要です。
相続をする場合は、戸籍謄本が必要です。
相続時にはさらにややこしくなるので、こちらのページを参考にして下さい。
請求方法
マイナンバーカード、または住基カードがあれば全国のコンビニで発行できます。
(平日の9:00〜17:00まで)
手数料は、
- 住民票(300円)
- 戸籍の附票(300円)
- 戸籍抄本(450円)
- 戸籍謄本(450円)
戸籍の附票の除票は、本籍地のあった区市役所までお問い合わせください。
郵送を依頼する方法
全ての書類は、郵送による請求も可能です。
- 請求書(現住所のある自治体のホームページより書式を印刷して下さい。)
- 住所が確認できる身分証明書のコピー(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など)
- 返信用封筒(切手を貼っておく、定形郵便物25g以内84円)
- 各書類の手数料(定額小為替または、現金書留)